AIのFX自動売買と通常のFX自動売買との違いは何かというと、開発したプログラムの作り方によるものです。
通常のFX自動売買とは、計算式によって書かれており、その通り動くものです。人間の頭で言うと左脳です。AIのFX自動売買とは、作成したプログラムがAIによって自動的に学習されて作るプログラムです。なので、手で書かれた計算式は無いです。人間の脳に例えると右脳でしょうか。いろいろと複雑な動きをAIは読み取っていきます。そこが優れているところです。
もう少し詳しく知りたい方のために、以下に書いていきます。
目次
コンピューターは頭が悪いと思える行動をしていた
プログラムで書いて当たれば、儲けられる、という発想で、実際にプログラムを書いてMT5に自動売買をさせると、なんでこんなところでエントリーするの?って思うようなトレードをしています。
みんながいうのは、コンピューターは舌打ちする、行為が発生するケースとなってしまいす。
このような現象は一つだけではありません。
プログラマーは意地になってプログラム改良する場合も多々あります。プログラムの設定を変えて、利益になるように改良します。多少、おかしなトレードもあうようにやります。
そうすると、バックテストをするととても良い結果になります。
では、その結果を実際にやるとどうなるか、・・・実はしばらくは勝てても、その後は勝てなくなってしまいます。途中まではバックテスト通りの結果が出てくるケースが多く発生しますが、早くて2,3カ月後から、全く勝てなくなってしまいます。
その原因は相場環境が変わったからになります。相場環境は常に変わります。それはFXに限ったことではなく、全ての相場に現れます。まだFXは相場環境が安定している方です。
だから、自動売買は長い間、勝てることが無い、と言われるのはその所以です。
勝っている自動売買を活用している方は、相場環境に応じて、使用するソフトが違っています。それはもうプロの領域です。相場環境並びにソフトを熟知していないと、ソフトの選択はできません。
AIも進化している
このコンピューター上のおかしさをは、近年、ある一定のレベルを超えました。それがAIです。AIが登場したからというのではなく、AIが進化してある一定のレベルと超えた、というのが正解です。ディープラインニングとかいう言葉がポイントになっています。
AIは今までの相場環境を学習させることをしていました。もちろん、従来のAIも同様です。何が違ったかというと、ある特定の情報を欠落させても、答えにたどり着くような設計方法にした、ということです。ニューラルネットワークという概念になります。
超ざっくりというと、特定の回答を導きだすまでに、答えのプロセスをネットワーク化させておきます。それをするのがプログラマーが燃えるところであるのですが、そのネットワークを意図的に一部、通過させないような命令を出すのです。そして、その一部の情報が書けても答えにたどり着けるような方法を採用しています。
これが革新的な技術となりました。でも、これもプログラムでも書けるんです。一部が書けてもよいという条件式を書けばよいので、これは複雑な分類になります。
正確に言うと、複雑なプログラムを書かなくても、AIで学習させることによって、モデルが開発された、ということになります。つまり、プログラム開発が容易になったということになります。
AIと人間の対決
AIが強いのか人間が強いのか、というキーワードがあります。2035年問題というのがあって、人間はAIに2035年までに追いつかれる、というものです。FXの場合はどうかというと、私も2035年には追い付かれると確信をもっています。これは残念なことです。
何故なら、弊社でもAIの技術をもっていて、まだ人間には到底及びませんが、あと、数年もすればかなり優秀なAIも登場します。
その後はデータ蓄積による学習が全てです。仮にあと2年で完成度の高いAIが登場したとすると、FXトレードの一巡データは12年間とします。つまりあと、14年で条件がそろってしまいます。2021年から14年ですから、2035年ですね。ちょうどよいタイミングです。
2035年になると、将棋のように将棋のトップ棋士の人間よりもAIの方が強いという現象です。ただ、将棋ソフトですが、AIの登場前にもあった将棋ソフトはアマチュアレベルでは私も全然勝てないくらい強かったですので、普通の人よりも圧倒的に強いです。そう今のAIもそんなレベルです。アマチュアの強豪よりもよっぽど強いですが、プロトレーダーには遠く及ばない、それでも利益を出せる、レベルです。
だから、人間とAIの対決などはつまらないです。いずれ人間は抜かれるのですから、一生懸命やってAIに負けないぞ、というトレードは私は辞めるようにしました。
むしろ、将棋のトップ棋士のようにAIを使って自分の力をつけるようにした方がいいです。AIの将棋は今でも50連勝とかするので、マネすると連勝が伸びていきます。50連勝まではいかなくても、半分の25連勝ぐらいはその回数が格段に増えてきた気がします。
AIの自動売買プログラム
いずれにせよ、今後、FXの自動売買が増えてきます。ただ、そうは言ってもなかなか信じられないでしょう。
弊社も限界があり、見れる人は限られています。
AIでなくても、記述式でも、複雑なプログラムであれば、同じ効果が期待できます。
時代の変化はすごいです。
例えば、私がまだ20代の頃の海外旅行は、地球のあるき方を買って、ガイドブックにしていました。
でも、今はGoogleマップから地図が出てわかります。自動車のカーナビもしかりです。昔はいちいち地図を見て調べていました。それがいつの間にか目的地さえ設定すれば、教えてくれるのですから。時代はどんどん進化していきます。
その進化の中で、我々がついてこれるか、イヤ、ついてくるように学習しないと、どんどん取り残されるということです。時代の変化の速さを感じます。
ただ、時代の変化は速いね、とか言って行動しないのでなく、今は、行動して利益につなげる、という時代になってきました。