自動売買を始めるには、実は証券会社選びが非常に大切になってきます。それはわかってはいるけど、また選べない、というものでもあります。他社を批判することも今の時代、ネガティブに映るので、批判はしないようにしています。
そんな中で、どの証券会社を選んだらよいか、私なりの考え方を伝えたいと思います。
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国内証券会社は限定されている
FX自動売買を始めるにあたって、国内のネットのFX証券会社を選択すると、ここはできないのです。
国内の証券会社で見かける、自動売買は自分でエントリーやエグジットの条件を設定しないといけないので、適していません。
例えば、外為オンラインさんのiサイクル2取引、FXブロードネットさんのトラッキングトレード、インバスト証券さんのトライオートFX、アイネット証券さんのループイフダンなど、全て自分で最初に条件を設定しないといけません。
この最初に条件を設定する、ということは、FXトレーダーとしての経験者向きなので、とてもFX初心者には適していません。
日本の証券会社は、自社専用の取引システムがあって、自動売買のプログラムが組める余地がありません。
メタトレード社のMT5
そこで重要になってくるのが、メタトレード社が提供している取引システムを使っている証券会社です。
取引システムは自社で開発すると大変コストがかかるので、メタトレード社が開発したシステムを使っている会社があります。
メタトレード社が供給するシステムには、MT4と呼ばれるものと、MT5の2種類があります。このうち、有名なのはMT4でFX自動売買がブームになったのですが、残念ながら、メタトレード社がメンテナンスを停止してしまって、現在はMT5のみメタトレード社がシステムをメンテナンスしています。
ただ、MT4は極めて優秀で、プログラマ―の方にとっても、非常に簡単に作れてしまうので、人気がありました。
MT5のプログラムはプログラミング言語がc+という言語で書けば、動くようになっています。だから、コンピューターのプログラムを学ぼうと思った方は、今はc+という言語を学んだほうがよいです。または、その言語がわかるという方は、是非、MT5のプログラム作成の側に回ってはいかがでしょうか。
注意が必要となる海外証券
FX自動売買の取引金額が少額であれば、さほど問題にはならないのでしょうが、実はFX自動売買につきまとうもう一つの問題が、外国の証券会社なのです。
外国の証券会社が、日本国内で営業をする場合は、日本法人を日本に設立して、日本で証券業の事業免許を取得しないといけません。このような会社はオアンダジャパンさんやフィリップ証券さんなど、一部の会社がありますが、日本国内に法人を構えていなく、日本語のWEBサイトを作って、集客している会社がありますが、これらの会社は違法となります。違法とは、正規の証券会社ではない、ということになります。
日本の証券会社は、何かあったときに金融庁の指示に従って対応してくれるし、法的な仕組みもしっかりとしています。個人の資産を証券会社に入れても、仮に証券会社が倒産しても1000万円までは元本が保証されたりと、かなりの優遇措置があります。また、金融庁の監督下にあるので、適切な運営がされております。
ところが外国の証券会社は、外国となるので、日本の法律が適用されないのはもちろん、何かトラブルがあった場合には、外国での対応となりますので、トラブルがあるのは仕方がないことです。
もしあなたが、大金を外国の証券会社に入金したとしたら、不安になりませんか?もちろん、外国の証券会社は日本で営業することは違法です。営業とは日本語のWEBサイトを持った時点で営業している、とみなされます。
国内証券会社でMT5がある会社を選択する
以上を踏まえると、FXの自動売買をやる会社は、国内証券会社を第一次的に絞り、さらに第二段階でMT5があるところと絞るのが賢明な選択です。この2つの条件を絞ったときにあるのが、オアンダジャパンという会社とフィリップ証券という会社の2社になります。
この2社が存在していることが、日本の証券会社として非常にメリットが高くなっています。今後、私のところにはあと2社が準備しているという情報が入ってきていますので、今後、4社となるでしょう。これから、どんどん増えていくと予想されます。楽しみが増しますね。